いくらは天然栄養素のカプセル!?
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2022 / 02 / 28
いくらとは、鮭や鱒の卵のことを指します。 いくらと筋子は混同しがちですが、卵巣から1粒ずつほぐして分離させた状態の卵を特にいくらと呼び、卵巣膜の中でつながっている状態の卵を筋子と呼びます。
いくらには栄養素が豊富と聞いたことがある方もいるかと思いますが、
それは鮭は、海を回遊しながら産卵のために故郷の川に戻って、蓄えた栄養を魚卵のために使うことが理由としてあげられます✨
いくらは100gあたりタンパク質32.6g、脂質15.6gで272kcalですが、
実際どのような栄養素があるのでしょうか。
【栄養素】
① DHA・EPA
生活習慣病の予防や脂肪燃焼の促進に効果的です。
いくらは、サンマやイワシなどの青魚よりもDHA・EPAの含有量が多く、どちらも中性脂肪を下げる効果があります!
脳細胞の活性化によいといわれているDHAには、脳年齢の若返り効果や認知症の予防効果、学習能力の向上効果などが期待されているため、子供から高齢者まで毎日の食事に積極的に取り入れたい栄養成分の一つです✨
②レシチン
細胞膜や神経組織を構成している成分の一つで、記憶力の低下や認知症、動脈硬化を予防する効果が期待できます。
また血液中からコレステロールを排出して血流を良くしたり、美しい肌を維持したりする効果、肝機能を高める効果もあります!
③ビタミン
特に含有量が多いものは、ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB12・ビタミンD・ビタミンE。
ビタミンA→免疫力を強化したり、目や皮膚の粘膜を健康に保ったりする働きがあります。
ビタミンB群→主にエネルギーの代謝を補助したりスタミナを維持したりするのが役割です。ビタミンB1は糖質、ビタミンB2は脂質の代謝にそれぞれ関与しているのが特徴です。
ビタミンB12→タンパク質の合成・アミノ酸の代謝・赤血球の生成などに関わっています。
ビタミンD→カルシウムの骨への吸収を助けることでよく知られており、骨粗しょう症を予防する役割があります。
実は、骨以外にも体のあらゆる部分に必要とされるビタミンで、免疫システムの調整機能なども持っているといわれています。
ビタミンE→細胞を傷つける活性酵素を体内から除去する作用である抗酸化作用が高いことで知られており、細胞膜を酸化から守り老化を防ぐ効果が期待できる栄養成分です。
また、抹消にある血管を広げて血行を良くする働きもあるため、冷え性の女性や頭痛・肩こりのある人などが摂りたい栄養素です。
【なぜ赤いの?】
原因は天然色素であるカロテノイドの一種であるアスタキサンチン。アスタキサンチンは、抗酸化作用で知られているビタミンEの500~1000倍だといわれており、皮膚の美容やアンチエイジング、眼精疲労、筋肉の持久力維持などに効果的です!
カロリーは少し高めですが、これらの優れた効能のため、取り入れたい食材です✨