メタボは身近な病気!!
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2022 / 02 / 04
こんにちは!
BEYOND湘南藤沢トレーナー井筒です🏄♀️
今回はメタボリックシンドロームについてお話しします!
【メタボリックシンドロームとは】
心臓病や脳卒中を引き起こす前の予防概念です。
日本人の死因の第2位は心臓病、第4位は脳卒中です。この2つの病気は、いずれも動脈硬化が原因となって起こることが多くなっています。動脈硬化を起こしやすくする要因(危険因子)としては、高血圧・喫煙・糖尿病・脂質異常症・肥満などがあります。
これらの危険因子はそれぞれ単独でも動脈硬化を進行させますが、危険因子が重なれば、それぞれの程度が低くても動脈硬化が進行し、心臓病や脳卒中の危険が高まることがわかっています。
このように肥満が原因で大きな疾患に繋がることが多数あります。
1998年にWHO(世界保健機関)が「メタボリック症候群」という名称で診断基準を発表したことにより一般的に知られるようになりましたが、
その診断基準は様々で、国際的に統一された数値ではありません。
では日本ではどのような基準が定められているのでしょうか?
【診断基準】
◾️内臓脂肪
ウエスト周囲径が男性85cm以上、女性90cm以上
※これに加え、下記2項目以上に該当する場合
◾️脂質異常症
トリグリセリド値が150 mg/dL以上
HDLコレステロール値が40 mg/dL未満
◾️高血圧
最高血圧が130mmHg以上
最低血圧が85 mmHg以上
◾️高血糖
空腹時血糖値が110mg/dL以上
【対処法】
主な対処法は食べ過ぎと運動不足を解消することです。
内臓脂肪蓄積の指標としては、腹囲を用いています。つまり、腹囲が基準値以下になれば、血圧や血糖、血清脂質も改善する可能性が高いということにもなります。
腹囲が大きくなってしまう最も重要な原因は、過食と運動不足です。そのため、メタボリックシンドロームの解消の基本は、過食と運動不足の解消にありますが、なかなか自力で改善することは困難な生活習慣でもあります。
したがって特定保健指導という支援を国が用意してくれています。
【特定保健指導】
特定の健康診断結果に基づき、メタボリックシンドロームの人には「積極的支援」、予備群には「動機づけ支援」、それ以外の受診者には「情報提供」が行われます。
積極的支援では、自分自身の健康状態をよく認識してもらい、どうしてそういう状態になったのか、運動や食事など生活習慣との関係を面談により理解してもらい、自分で生活習慣の改善を実行できるよう、医師や保健師、管理栄養士とともに計画を立て、3~6ヵ月にわたる指導・支援が行われます。
動機づけ支援では、同様に現在の自分の健康状態と生活習慣との関係などをよく理解してもらい、生活改善を実行する動機づけのための指導が原則1回行われます。
情報提供では、メタボリックシンドロームを予防し、健康を維持・増進するために、どのような生活習慣を続けたらいいかを正しく理解するための情報などが提供されます。
しかしこのような指導を受ける必要がない状態が理想です。
予備軍判定される前に、自分自身の体調、身体の調整を把握し、日頃から健康的な生活習慣を身につける必要があります。